Webエンジニアにとって必要な技術としては、まずHTMLやCSS、JavaScriptなどのサイト構築に関するスキルでしょう。国家検定である「ウェブデザイン技能検定」を取得できれば、新規のクライアントにも「必要な技術がある」と判断してもらえます。そのほか、「Webクリエイター能力認定試験」や「HTML5プロフェッショナル認定資格」などもあるので、スキル習得を目指すならこうした資格試験の合格を目標にするのもおすすめです。
しかし、Webエンジニアとしてやっていくには、サイト構築のスキルだけでは売上が頭打ちでしょう。というのも、発注元のクライアントも、Webサイトを使用するエンドユーザーも人なので、対人スキルが必要となってくるからです。対人スキルに自信がない場合には、「WebエンジニアのスキルアップBOOK」をよく読んでみると参考になるでしょう。
それに加えて重視したいスキルとして、分析力が挙げられます。クライアントが何を求めているのか、それが発注書に反映されているかなど、会話やメール、チャットの文面から分析するのです。「発注書通りに作ったらこうなるけど、デザインを変えてこうした方が望む形に近いのではないか」と提案できれば満足度に直結し、次回の仕事につながります。また、Webに求められていることが分析できれば、エンドユーザーも直感的な操作可能なデザインを構築できるかもしれません。この分析力を意識して、クライアントとやりとりしてみましょう。